24th

たぶん、イマドキの子どもたちがどういう風に携帯電話と付き合っているかは、マスコミなどを通じてでてくる姿よりも、冷静な感じなので、ちょっと書いておきます。
この辺りは、東京23区内で、商業地と住宅地が混在している感じです。家賃が高いので、子供がいる家庭は、ある程度は収入があるかと思います。娘は区立小学校に通っている、4年生です。
娘に携帯電話を持たせたのは、2年生の秋ごろから。鍵を持たずに出てしまって、締め出されたことがあったのと、たまに私が夜7時過ぎに帰宅することもあり、「自宅の固定電話には出るな」としていたので、連絡手段として持たせました。他の親御さんたちと聞くと、共働きだから、似たような理由で買い与えている感じです。娘に、ちょっと尋ねたら、クラスの3分の1が携帯しているようでした。残りの子たちは、品川区が貸与しているまもるっちに通話機能が付いているので、それを使っているようです。
我が家の運用ルールはだいたい前のエントリーに書いたとおりです。
このルールに固まるまでは、いろいろトラブルがあり、その過程で少しずつ、子供の裁量でできる範囲を決めていった感じです。
メール中毒や無料ゲームにはまってパケ代が何万もという話は、娘の周辺では聞いたことがないです。最初のうちは、うれしくていろいろな友だちにメールを送っていましたが、1か月もすると、別に用がなければおくらなくなりました。メールを送ったら、必ず何分以内に返信しなければいけない。というような縛りがあるのは、もう少し上の年齢になってからかと思います。同級生の間で、おやすみメールを送るのが、ちょっと流行った時期もあったようです。いろんなデコメ(アニメや飾りがついたメール)をもらって、“いいなぁ、ダウンロードができる子は”と思ったようですが、それも1カ月もしないうちに下火に。たぶん、翌月に急激に増えたパケ代を親に見つかって、みな説教されたんじゃないかと思います。
パケ代については、最初の1カ月目に親の倍のパケ代が請求されて、「なんじゃこりゃぁああ」と。iモードのキッズ向けサイトだけにアクセスできるようにしておいたのですが、甘かった。どうやら、壁紙やメールのひな形を大量にダウンロードしていたことが判明。「だって、無料と書いてあるんだもん」と娘は言ってましたが、「無料」と書いてあっても、ダウンロードするときに通信料がかかること。電話会社は、その通信料をいかに使わせるかに知恵を絞っているのかを解説をして以降は、そういうことはなくなりました。
テレビで散々、「携帯で無料ゲーム」のCMが流れていましたが、あれが流れるたびに釘は刺しておきました。
「ただより高いものはないからね!」
そういうのはなんですが、娘らを見ていると、携帯をいじくっているほどのんびりした時間がない気もします。4年生にもなると、塾へ行ったり、サッカーや野球などクラブの練習も厳しくなるし、ゲームをしたり、友だちと遊んだり、本を読んだり、ちょっとテレビを見たりしていると、あっという間に、夜9時半の寝る時間になってしまう。
携帯しながわアクションなどで問題視されている点は、携帯を使わせるかどうか自体よりは、それを使う子の育っている環境をどうするかしか、解決できない気がするんですが、どうでしょ? 親には意見できないから、こういうスタイルで規制をするしかないのかもしれませんが。
先日、「クリスマスプレゼントにiphoneが欲いんだよね」と言われましたが、「じゃ、なに使うの?」と聞くと、うーーんと考え込む感じです。与えると、たぶん、コミュニケーションをする相手がいないので、ある程度すると飽きる気がします。それでも、彼女なりの使い方を探して、親が思わないような発見はするのかとも思うんですが、まぁ、それもそれなりで、対費用効果を考えると、ま、いいだろと。
小学4年生でも、そういうガジェット自体がいっぱいあることは知っていて、それに憬れる気持ちは大いにあるわけです。一応、テレビで見た新製品は触ってみたいし、電気店へ行くといじくってもみる。でも、それほど、自分にとって重要なアイテムではなさそうなんですねぇ。
前にも書きましたが、「連絡手段」や「コミュニケーションを盛り上げる道具」として、娘らは携帯を淡々と扱っているので、見ていて腹が立つときがあります。まぁ、親たちがモノ、特にハイテク製品や耐久消費財に対して思い入れが強い世代だってのもあるんでしょうが、モノに愛を込めている感じがないんだよなぁ~。
むしろ、携帯に夢中になる子は、携帯の機能に期待し過ぎというか、技術の未来を信じているいい子なのかなとも思います。よく、メールにはまるのはさみしいからとか、周囲とのコミュニケーションが不全とか、いろいろ分析されていますが、そういう心理よりは、むしろ、「しょせん道具」か、「大切なアイテム」って点で分かれている気もします。
うまく言語化できないんですが、娘らの道具や技術に対しての、ザックリとした感覚。こんなもんだろって扱う感じ。すごく未来に生きている感じがします。
そんな娘にも、そろそろ、パソコンの使い方を教えようと思うので、ネットの海に漕ぎ出したとき、なにを見るのか。なにに驚くのか。非常に楽しみではあります。まぁ、それなりに痛い目にもあって、学んでくれよ、ヒヒヒ。